お知らせ
2025/06/12
その他〇〇の時に… Part 2
こんにちは!
動物病院西谷です!
梅雨が近づいてきましたね…
ジメジメして、汗もかきずらい季節ですので、体調管理には十分お気を付けください!
以前より始めました、「〇〇の時にどうしたら…」のPart 2をお送りいたします!
今回のテーマは、「嘔吐」です!
嘔吐を見つけた時は、〇〇をメモしよう!
ご家族の嘔吐物を見つけた際には、
- ・何を?(ご飯、毛玉、液体、異物など)
- ・匂いはする?
- ・どんな色?(黒、黄、血混じり、緑など)
- ・どれだけ?(多い、少ない)
- ・いつ?(ご飯を食べた直後、朝起きた時、タイミングはバラバラなど)
などをメモしましょう!
詳しく症状を紐解くことで、
何の原因で、何の検査を優先するべきかを考えます!
原因はさまざま…
いわゆる、「胃腸炎症状」ですが、胃腸のトラブルとは限りません!
犬種や年齢でも、発生しやすいトラブルは異なります!
胃腸トラブル以外にも、口腔内疾患、血液疾患、膵臓疾患、肝臓/胆嚢疾患、腫瘍性疾患など、
原因は多岐に渡ります!
この原因を整理していくために、「検査」を行います!
嘔吐以外の症状はある?
嘔吐以外に症状は見られますか?
- ・食欲低下
- ・発熱
- ・下痢
- ・呼吸が早い
- ・飲水量増加/低下
嘔吐以外の症状がある場合には、早めのご受診を検討してみてください!
嘔吐物を誤飲することにより、誤嚥性肺炎を起こすこともありますので、
呼吸状態にも注目して、見てあげてください!
すぐには病院に行けないけど、どうしたら良いだろう…
お仕事等で、すぐには受診出来ないことも少なくないと思います!
そんな時は、まずはご飯を少なめにする、あるいは柔らかめのご飯(ふやかし、缶詰)にしてあげてください!
症状が続く場合は、なるべく早く受診を検討しましょう!
いかがでしたでしょうか?
今回は、「嘔吐」についてお話しました!
下痢症状と同様に、症状の原因は一つではありません!!
体調不良の際には、その子に合った治療法というのを意識して対応することが一番です!
動物病院西谷では、ご家族の健康のサポートが出来るよう努めて参ります!
皆さまのワンちゃん、ネコちゃんのご健康を心より願っております。
この記事を書いた執筆者
動物病院西谷院長 野呂嵩大
略歴
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業後、日本動物高度医療センターの泌尿器・消化器科に勤務。その後、横浜・横須賀の動物病院での経験を経て、サーカス動物病院皮膚科研修医として研鑽を積む。2023年に日本獣医泌尿器学会泌尿器認定医を取得し、現在はサーカス動物病院 総合診療科・皮膚専門診療および日本動物高度医療センター 泌尿器・消化器科にて診療を行う。2025年3月から動物病院西谷の院長に就任。